月イチ恒例の講習会開催しました!

今月は8日(土)と9日(日)の2日間、計4回に分けて実施しました!

今回の重要テーマは、「安全と危険をしっかり確認すること!」です。

ハンドルを握る以上、当たり前のことなのですが、日々同じことを繰り返していると、自分が気付かないうちに確認が「惰性」になってしまいがちです。

運転だけに限らず、普段の生活の中でも当てはまることは多いのではないでしょうか。

無意識のうちに惰性になってしまうものを、どうやって自分で意識し直すか、毎回意識できるか、がポイントだと思い、熱意を込めて話しました。

今回は、その中で取り上げた「例」を記載したいと思います。

 

1.道路標識を見落としていませんか?

  先日、知人が「指定方向外進行禁止」の道路標識を見落とし、警察官のご厄介になりました。

  

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  これは「左折しかしちゃダメー」という標識ですが、残念ながら彼は標識を見ていなく、右折をしてしまったのです。

  さらに話を聞くと、今までも何回も右折をしていたと。。マジですか。

  現場付近には、警察官が見張っているのをよく目にするため、おそらく同じ過ちを犯す人が少なくないことが想像できます。

  この標識が掲げてある場所には、「一時停止」の標識もあり、一時停止はしたというのに、なぜ!?もう一丁の標識を見落とすんだい?

  1番の問題は、「標識を見落とした」こと。

  2番目の問題は、右折しづらい(危険が多い)場所で右折したこと。

 

  最初に通ったとき、標識を見ていなく右折した。違反をしたのに警察官がいなくてセーフ。

  他車が右折しているのを目撃して、何事も起こらなかった。

  次に通るときには、既に「ここは右折してOK!」という心理になっている。

  だからもうこれ以上、ここでは道路標識を見る必要はない。

  一時停止をして安全確認さえすればOK。

  ただ、もしかしたら、「ここは、交通量が多くて右折しづらいなぁ」と思っていたかも。

 

  結果的には、事故を起こす前に違反で捕まって良かった。

  間違いに気付けて良かった。

 

「見落とした」原因は、最初の段階での「漫然」でしょうか。その背景には、前車が右折したから「右折して良い」と思い込んでしまった。という仮説も立ちます。

普段通行している道路でも、見落としてしまっていることは誰にでもあるのかもしれません。

見落とさないためには、「交差点=危険地帯」だから「交差点に標識あり」と思い込み、標識を積極的に探す必要があると思います。

 

「なぜ、ここに道路標識があるのだろう?」と考えてみると、おそらく答えは簡単でしょう。

「危ない」から。

 

一時停止は、標識があるから止まる、のではなく、危ないから止まって確認する。

運転は、「安全だから進む」や「危険だから止まる」といった行動の前の意識が必須だと思います。

 

ま~た長くなってしまいました。

この続きは、また次回にします。(ネタ保留)

 

交通事故被害に遭う方が1人でも減ることを切に願っています。